web広告やチラシなど、費用をかけて顧客にプッシュしていくアプローチでは効果が出にくくなってきたと感じている方も多いのではないでしょうか。
ターゲットのユーザーは、広告に慣れてしまい、本当に自分が読みたいものしか読まなくなってきています。
そんな昨今で注目されているマーケティング手法に、コンテンツマーケティングというものがあります。
コンテンツマーケティングとは一体?
コンテンツマーケティングとは日本では主に2010年頃から導入され始めた、オンライン上でのマーケティング手法の1つです。
ブログやSNSなどコンテンツとなるものを作成・更新しながら、
ターゲットユーザーと長期的に関り合って集客、売り上げにつなげていくというものです。
興味をもってもらうために、ここでは企業が伝えたいことよりも、ターゲットユーザーが気になること・求めている情報を提供していく必要があります。
ターゲットユーザーは欲しい情報をくれるブログやSNSアカウントを日々チェックしていくうちに、ファンになり、そこで紹介している商品や運営会社が販売している商品やサービスに興味を持ち、購入に至ります。
昨今では、一度のアプローチで購入に至ることは少なく、
何度も調べたり、日常で何度も接触することで購入に至るという顧客の行動パターンが形成されています。
また、これまで頼っていた広告による販促に問題が出てきたこともコンテンツマーケティングが台頭してきた理由の一つとなります。
TVのCMやweb上のあらゆる場面で表示される広告に消費者は疲れてしまってるのです。
また、広告という存在が一般的になったことで知識がつき、はなから見なくても大丈夫という耐性がついてしまっているのです。
その結果、従来の企業が伝えたいことだけをごり押しする販促スタイルでは結果が出なくなってしまったのです。
コンテンツマーケティングのメリット・デメリット
今、各企業がこぞって力を入れるコンテンツマーケティングですが、取り組むことで一体どんなメリットがあるのでしょうか?
以下にまとめてみました。
メリット
1、潜在顧客へのアプローチが可能になる
これまでの広告などのアプローチでは、今すぐに欲しい!買おうとおもっていた!といういわば顕在顧客にしかアプローチができませんでした。
しかしコンテンツマーケティングであれば、顧客ですらまだ気づいていないニーズにアプローチが可能になります。
企業の用意したコンテンツを活用してもらい、ファンになることで初めて企業側の伝えたいことを受信してもらえます。
そこで顧客がかちぃを感じることとこれまでの信頼も相まって購入に至るという流れです。
実際に、今すぐ欲しいという顧客よりも、今すぐには必要がなかったり、ニーズに気づいていないものの、売り上げに繋がりそうな潜在顧客は市場に多数存在するのが特徴です。
2、長期的なブランディングができる
web上でコンテンツを作成し運営していくことで徐々に顧客に名前やイメージなどのブランディング像が蓄積されていきます。
時には口コミや拡散で大きく広がることもあり、より多くの潜在層にブランディングが可能になります。
しかもコンテンツは、一時的な広告とはちがい、半永久的に残り続けるのでどのタイミングで接触したターゲットでも同様のブランディングイメージを与えることができます。
困ったらここで調べよう!欲しいものはここで探そう!面白いから毎日チェックしよう!とあらゆる角度から顧客の中に残れば、良い関係を構築でき、しかもその関係は持続的なものになります。
この先、5年・10年と売り上げを作っていくために長期的なブランディングは欠かせません。
・広告に比べて費用を抑えることができる
広告に必要な広告費は年々増加傾向にあります。それだけ多くの企業が競っているということですが、そうなると体力のない企業から敗れていきます。
コンテンツマーケティングでは、作成したコンテンツやそのブランディング効果は蓄積されていくので相対的な費用は大きく抑えることができます。
サイト設計や専門業者への外注等を考慮すると費用は0ではないですが、成功すれば世リスクにあ費用でより大きなリターンを得ることができます。
デメリット
1、時間や手間など多くのリソースが必要
作ったばかりのコンテンツは、サイトが上位に表示されにくかったり、あまり多くの人に見られません。
作成したコンテンツが多くの人に見てもらえるようには様々な工夫や作業が必要なので、多くの人手や時間が必要となります。
2、短期的な成果は得られにくい
多くの顧客に支持されるコンテンツを作っていくには長い時間がかかります。
またコンテンツに集客を促し、そこからコンバージョンを獲得するまでには一定のタイムラグが生じます。そのため短期間で大きな成果を上げるのは難しいです。
良質なコンテンツを作るポイント
・ペルソナを設定する
より多くの人に見てもらいたいと万人受けするコンテンツを作ってしまいがちですが、逆に誰のためのコンテンツなのか?がぼやけてしまい人が集まらないというのは、よくある失敗です。
ターゲットユーザーの属性やどんな悩みを解決するのかを事前に明確にしておきましょう。
・適切な媒体を選択する・複数の媒体を組み合わせる
伝えたい情報や、ターゲットユーザーに合った媒体でコンテンツを作成するようにしましょう。
ブログやSNS、メルマガなど多くのコンテンツ提供のための媒体があります。それぞれに特徴がありますので、事前のリサーチは欠かせません。
また、それらの媒体を掛け合わせることでさらなる効果を期待できます。
ブログでコンテンツを作成し、SNSで興味を引くコンテンツを広く拡散してブログに集客するという使い分けも可能です。さらに見込み客にメリットのある情報をメルマガで配信して最終的にコンバージョンまでつなげていくなど、複数の媒体を掛け合わせるのもポイントの一つです。
コンテンツマーケティングを始めよう!
売上拡大の為に、良質なコンテンツを作成してターゲットユーザーを集めていきましょう。
大事なことはユーザーファーストで考える事です。情報も多く、広告もありふれていますが、はっきり言ってユーザーはそれを望んではいません。
本当に欲しいものだけを買いたいし、知りたいことだけの情報が欲しいのです。
良質な情報、商品・サービスを継続して提供できれば、長期にわたって売上を増加させることができるでしょう。